ミラーで雪の結晶オブジェを作ってみた

こんにちは!

随分久しぶりの更新となってしまいました(汗)

さて、早いもので2018年ももう一ヶ月過ぎてしまいました。

新年明けて世の中は節分からバレンタインといった雰囲気でしょうか?

もちろんバレンタインには当店のハート型のミラーなんかをご利用頂いてショップの飾り付けなんかにお役立ていただければ嬉しいな~なんて思ってますが。(ちなみにハート型のミラーはこちらです!

言いましてもまだまだ寒さが身に応えます。

そんな中、時期的には少し遅いかもしれませんが、久々に当店のミラーを使った工作の様子をご覧いただければと思います。

今回は折り紙の教本で見つけた雪の結晶をミラーで作ってみようという試みです。

さて、それではまいりましょう。

まず最初に用意するものは・・・

今回は当店のPET樹脂ミラーMP-T0.5㎜厚Sサイズを6枚使います。そしてなんでもいいですがA4程度の型紙、マーキングペン、定規とカッターナイフを用意します。

そして接着なんですが、PET樹脂は市販の瞬間接着剤だとすぐ白化し易いのでちょっと悩みました。
前回紹介したスーパーXでも良好な接着は可能ですが、今回の工作は素早い接着が必要です。

以前ミラーボールで試したグルーガン、これでは熱変形を起こしますが、鏡として使う訳ではないので今回はグルーガンを使って接着してみる事にします。

さて、それでは進めていきますが、ここからは手短に一気に写真を詰めていきます。

後から解説いたします。

用意していたA4程度の型紙、これをまず200㎜角に切ります。(写真1)

そして三角に折ります。(写真2)

三角に折ったらまたもう三角に折ります。(写真3)

定規をマーキングペンを使い、およそ1.5cm間隔で線を3本引きます。(写真4・5・6)

線に沿ってカッターナイフで切りますが、この時一端を5㎜程切らないで残しておきます。(写真7・8)

切り終えて開くと写真9のような感じになります。

次にこの型紙を用いて実際にミラーの加工を行います。

同じくまた写真を並べます。

MP-T0.5㎜厚Sサイズ、これは200×300㎜なので200㎜角にまず切りおとします。使用する6枚全部です。(写真1・2)

先ほど作った型紙をあてがい、マーキングペンで溝を書き写していきます。(写真3)

書き写した後はこんな感じ。(写真4)

今度はその線に沿って定規とカッタナイフを使って溝を切ります。(写真5)

少々根気の要る作業ですが、何とか6枚繰り返しまして切り終わった感じが写真6です。

さて、それでは次の作業に移ります。

まずは表面、裏面ともに保護フィルムを剥がします。(写真1・2)

真ん中の切りかけ部分を丸く曲げるようにしてグルーガンで接合します。

しかし、実際この工程が一番困難でした(汗)

参考にしたのは折り紙なので、そこそこコシのある樹脂素材では小さな円筒形に曲げる事がそもそも難しい。

少し折り目がつく位になかば無理やり曲げ、グルーガンの接合にもかなり苦戦しました。(写真3・4)

加工してから思いましたが、しょうみこの箇所は切りかけではなく完全にカットして空白にしてもいいと思います。

むしろその方が作業し易いようにも感じました。

2段目の切りかけ部分を反対側に曲げ、グルーガンで接合。(写真5)

このあとはそれぞれ交互になる方向に切りかけを曲げてグルーガンで接合していきます。(写真6・7)

そうした出来上がりを横から見るとこんな感じです。(写真8)

同じく根気の要る作業ですがこれをまた6個作ります。(写真9)

さて、いよいよ最後の仕上げに掛かります。

これまで作ってきたパーツ6個、これの頂点部を写真のようにグルーガンで接合していってようやく完成です!!

どうでしょうか?

ちょっと工程自体は大変で根気の要る作業でしたが樹脂ミラーで雪の結晶の飾りが出来上がりました~♪

ちょっと背景が頂けないのでもう少し意識した写真を並べてみます。

次は実際にディスプレイしている所をイメージして天井から吊り下げた様子を写真に収めてみました。

最後に

製作にあたり、当初は接合をホッチキスで出来ないかと考えました。

理由は、速乾性があってPET樹脂同士を接着できる接着剤がまだ検証できていなかったからです。

以前試したセメダインスーパーXならば接着自体は問題ありませんが、速乾性といいますが接合するまで一定の時間を要するからです。

しかも、今回のようにコシのある樹脂素材を曲げたり丸めて接合する場合、バネ効果で元の形に戻ろうとする復元作用が働くので、素早く強固に接合する必要があります。

実は、以前業務用の試作で市販の瞬間接着剤を試した事がありまして。

その際、接着も甘い上に鏡面が広い範囲で白くなる白化現象が起きてしまった経験があります。

ですから白化しない接着剤をきちんと検証・選定できていなので接着剤の使用は断念しました。

しかしながら、ホッチキスでの接合を試したところ、全くホッチキスの芯が通らなかったのです(苦笑)

そこで苦肉の策ですが以前試して熱変形を起こしながらも瞬間的な接合に成功したグルーガンで接合する事にしました。

しかし途中でも書きましたが、一番中心部の切りかけの接合にはかなり苦戦しました。

グルーガンでも完全に固着しきれない所があるので、作業中に何度か外れたりもありました。

ですので、もし実際にお試しになるのであれば中心部分は完全に切り取ってしまっていいと思います。

巻き込む径が緩くなればなる程、接着自体も楽ですしきちんと接合は出来ました。

細かい事を言いますと慌ててグルーガンを使ったので、はみ出したり溶け残りが色んなところに付着してしまったりと少々残念な点もあります。

また、指紋が少し付着してしまいした。

ただ、吊り下げて遠目でっみる分には全然問題なく、我ながらなかなかいい出来だと思ってます。

さて、今回の件で次のテーマが見つかりました!

次回はPET樹脂につかえそうな瞬間接着剤の検証をしてみたいと思います。

今回の工作に用いた当店の素材

PET樹脂ミラーMP-T(ノーマルミラー)Sサイズ 6枚

6枚中の何枚かをホログラムでやってみても面白いなとこの記事を書きながらふと思いました~♪